2月のコンディション
2月のフィリピンでのダイビングを考えている君へ。この時期は「乾季」にあたり、素晴らしいダイビング体験が期待できるよ。全般的に、太平洋からのモンスーン(アミハン)の影響が弱まり、海は穏やかになる傾向にあるんだ。
気候は快適で、日中の気温は平均して25°Cから32°C(77°Fから90°F)の間。湿度は高いけれど、風がある日は特に心地よく感じるだろう。海面は通常穏やかで、特にセブ、ボホール、パラワンなどの人気エリアでは、波がほとんどない日が多い。ただし、タバタハ環礁のような外洋に面した場所では、多少のうねりがあることもあるから、船に弱い人は酔い止めを用意しておくと安心だね。
水温は地域によって多少の差があるけれど、大体26°Cから28°C(79°Fから82°F)と快適。ベストな透明度は20mから30mを超えることが多く、特にセブやボホールの保護されたリーフでは、驚くほどクリアな水中で泳ぐことができるよ。ただし、プランクトンが豊富なエリアでは、ジンベエザメなどの大型海洋生物を呼び寄せる代わりに、少し視界が落ちることもあるんだ。流れは穏やかなことが多いけれど、ドリフトダイビングを楽しむには十分な場所もあるから、その際は流れの方向や強さをダイブマスターに確認しよう。
見られるもの
2月はフィリピンの豊かな海洋生物を目の当たりにする絶好の機会だ。この時期は、特にペラジック(外洋性魚類)の活動が活発になることで知られているよ。ジンベエザメは、保護区であるドンスルやオスロブでは一年中見られる可能性があるけれど、プランクトンが集まる特定の海域では、より頻繁に遭遇するチャンスがある。しかし、オスロブでのジンベエザメとの遭遇は倫理的な懸念があるため、君自身の判断で決めてほしい。
マンタは、特にマンタレイのクリーニングステーションがあるトゥバタハ環礁やモアルボアルで見られることが多い。サメに関しては、ホワイトチップリーフシャークやブラックティップリーフシャークはほとんどのリーフで遭遇できるし、運が良ければハンマーヘッドシャークやフォックステールシャークに遭遇できる場所もある。2月は、マクロ生物も非常に豊富で、特にアニラオやネグロス島のダウインでは、多種多様なウミウシ、カエルアンコウ、ピグミーシーホース、タツノオトシゴなどのレアな生物を観察できるんだ。これらの場所は「マクロ生物の楽園」と呼ばれていて、水中写真家にはたまらない時期だよ。カメもたくさんの場所で見られるし、リーフには色とりどりのサンゴ礁魚が群れをなしている。つまり、2月は大小問わず、あらゆる種類の海洋生物に出会えるチャンスに満ちているんだ。
今月のおすすめダイビングスポット
2月のフィリピンで最高のダイビング体験をしたいなら、いくつかの場所は絶対に見逃せないよ。
まず、モアルボアル(セブ島)。ここでは、有名な「サーディンラン」と呼ばれるイワシの大群が年間を通して見られるけれど、乾季の2月は特に透明度が高く、この壮大な光景をさらに楽しむことができる。マンタポイントもあり、運が良ければマンタに出会えるよ。次は、ダウイン(ネグロス島)。ここは何と言ってもマクロ生物の宝庫だ。カラフルなウミウシ、カエルアンコウ、ピグミーシーホース、様々な種類のエビやカニなど、水中写真家にとってはまさに天国。マックダイビングのメッカとして、世界中のダイバーに愛されているんだ。
そして、もし君がよりアドレナリンを求めるなら、トゥバタハ環礁海洋公園だ。ここは世界遺産にも登録されている外洋のサンゴ礁で、ベストシーズンは3月から6月。2月はシーズンの始まりなので、混雑が少なく、水温も快適で魚影も濃い。数えきれないほどのサメの群れ、マンタ、ジンベエザメ、そして巨大なマグロやバラクーダの群れに遭遇するチャンスがあるよ。遠洋のためライブアボードでしか行けないけれど、一生に一度の経験になることは間違いない。最後に、アニラオ(ルソン島)。ここもダウインと同様にマクロ生物の多様性で知られていて、わずか数メートルの水深で見つけられる珍しい生物の数には驚かされるだろう。リゾートからのアクセスも良く、初心者から上級者まで楽しめるスポットだ。
旅行に役立つ実践的なヒント
2月のフィリピンでのダイビング旅行を計画している君に、いくつか実践的なアドバイスを送るね。
まずウェットスーツについてだけど、水温が26°Cから28°Cと快適なので、3mmのウェットスーツで十分対応できるだろう。寒がりの人や、ディープダイビングや長時間ダイビングを予定している人は、5mmを検討しても良いかもしれないね。この月のコンディションは非常に安定していて、穏やかな海と良い視界は、初心者ダイバーにも優しい。一方で、トゥバタハ環礁のような上級者向けの場所では、強い流れに対応できる経験豊富なダイバーが求められることもあるから、自分の経験レベルに合った場所を選ぶことが大切だよ。
ライブアボードの利用を考えているなら、2月は人気のシーズンなので、可能な限り早く予約することをおすすめする。特にトゥバタハ環礁へ行く場合は、数ヶ月前からの予約は必須だ。持ち物としては、日差しが強いので日焼け止め(海に優しい種類を選んでね)、サングラス、帽子は必須。水中写真家なら、マクロ生物の楽園であるフィリピンでは、マクロレンズを忘れないで。また、フィリピンの医療機関は必ずしも充実しているとは限らないので、国際的なダイビング保険に入っておくことも強く推奨するよ。一部のリモートなダイビングサイトでは、電気の供給が不安定な場合もあるので、予備のバッテリーやモバイルバッテリーを持っていくと安心だ。乾季で雨は少ないけれど、念のため薄手のレインジャケットなどを準備しておくと良いかもしれない。最後に、現地の人々はとてもフレンドリーなので、簡単な挨拶の言葉(例えば「マラミング・サラマット」というタガログ語の「ありがとう」)を覚えておくと、きっと彼らとの交流がもっと楽しくなるはずだよ。
