ハナゴンベ(*Oxycirrhites typus*)は、インド太平洋のサンゴ礁で最も特徴的で写真映えする魚の一つだよ。長く伸びたピンセットのような鼻先と、細身で側扁した体型ですぐに識別できるこの魅力的な魚は、鮮やかな白または半透明の背景に、目を引く明るい赤や緋色の網目模様が特徴だよ。背びれには10本の硬い棘があり、それぞれに繊細な羽毛のような房状の突起(サーリ)が付いていて、その優雅な見た目を一層引き立てているね。ゴンベ科の顕著な特徴である浮き袋を持たないため、ハナゴンベは中層に楽々と浮遊することはできないんだ。その代わり、太く伸びた胸びれの下部の鰭条を使って、垂直な表面や繊細な枝の上に安定して止まり、もろいサンゴのポリプを傷つけないようにしているよ。























