多腕のヒトデ、通称ナンキョクヒマワリヒトデ(*Labidiaster annulatus*)は、南極海の海底を巡回する最も独特で手ごわい棘皮動物の一つだよ。幅広で平らな中心盤の周りに、密生した柔軟な放射状の腕が30~45本以上(成熟した個体ではしばしば34本前後)生えているのが特徴で、この印象的な無脊椎動物は複雑な形態をしているんだ。それぞれの細い腕には、何千もの微小なスナップトラップ式の挟み(ペディケラリア)と繊細な管足を持つ隆起した石灰質の隆線が規則的に並んでいるよ。生時の体色はクリーミーな白や淡いピンクから、目を引くオレンジ、金色、深紅まで様々だ。最大80センチメートルもの直径に達し、従来の5本腕のヒトデというよりも、古代のうねるような太陽の輝きに似た放射状のシルエットを見せてくれるよ。

